最近、母親から頻繁に電話がかかってきます。
今までと様子が違ってきたと感じるこの頃...

「聞く」 と 「話す」 の聞くができなくなった(?)
自分の言いたい事をずーっと話していて
いつも長電話になってしまう。

こちらの都合も聞く余裕がないのか
仕事中で手が離せない時も
緊急じゃなさそうだから
今仕事で忙しいから後でかけてもいい?とお願いしても
私の声は聞こえないみたいに
母の話は止まらない。

つい大きな声が出てしまった。
「申し訳ないんだけど、後で電話するから待っててもらえる?」
昨日は、そばにいた職場の人に振り向かれてしまいました。

いつもいつもは母のペースに合わせてはいられない。
でも、優しくなれない自分が嫌になって悲しい気持ちになる。

母の言いたい事の98%は
具合の悪い症状の事
心配に感じる出来事の事

症状は、ゆっくりと進行してきているし治療法がない病気は
ある程度の症状は受け入れて、病気と共存するしかないのだけど
毎日の暮らしの中では症状の波があり
ちょっとだけ楽になる日もあると翌日の辛さがたまらなくなるのだろうと思う。

心配に感じる事は、これはもうほぼ取り越し苦労
銀行の手続きがきちんとできてるだろうかとか
電話の着信ランプがついたままの時とか
(混んでる)病院に行った父の帰りが遅い時
(勤務中の)弟に電話したけどつながらない時

何にも心配する事も不安なになる事もないことを伝えるのだけど
この会話を何度も何度も繰り返すと、こちらも少し参ってくる。
母の闘病生活が不安を誘うのだろうと頭では理解していても
自分も体調がよくなかったり疲れていると
母の大きな不安に巻き込まれてしまいそうになる。

そんな事を感じていたこの頃
ふと
息子が小さい時に揃えた絵本の中の一冊を思い出し引っ張り出した。
   P1110040
言葉も少ない小さな可愛い絵本です。
当時も最後の1ページにじわっときましたが
今日、読み返すとまた違った思いで涙が出てきました。

大事なことを忘れてはいけないと感じました。

母にも、そして私自身にも だいじょうぶ だいじょうぶ
やさしく声をかけてあげようと思う。

     お立ち寄り頂き、最後まで読んでくださってありがとうございます。
     今日も良い1日でありますように
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