そよ風のふく陽だまりで

カテゴリ: 親のこと

日曜日は、ブログの投稿をした後、
月に一度の実家へ向かいました 

バスの中は、ガラガラと空いておりました。
62年ぶりと言われる11月の大雪のあと
久しぶりの青空で窓から見える綺麗な雪景色をぼ~っと眺めていました。
峠から見下ろす針葉樹の山並みに降り積もる景色は圧巻でした

走ってるバスの中から写真って撮れるのだろうか
もう10年ほど前の私のデジカメでも意外とぶれずに撮れました。
  P1100998
圧巻の針葉樹群を見下ろせる峠は通り過ぎた後で残念ですが
青空をバックに気持ちの良い景色です
いつもは本を読むとか携帯を眺めたりが多いので
久しぶりに窓の外の景色を眺めていました。

昔は当たり前に見慣れた防風林も
   P1110006
田舎では土地柄あちこちで見かける白樺の木も 
(北海道と長野県に多いらしい樹皮が白い木です)
   P1110008
札幌の街中ではもちろん見る事のない風景で
故郷の懐かしさに浸りました。

今回は、父の付き添いで隣市の病院へ行き先生にご挨拶 
介護認定を受けた今後は
病院の付き添いをヘルパーさんにお願いする事が多くなる旨を伝えてきました。
    P1110010
お世話になっている近所の叔父叔母へ
遠方から顔見せに来てくれた叔母へ
父が通い始めたデイケアサービスの方達へ
母がプラスαでお世話になっているケアマネさんへ
帰省中に来てくださった方へお礼のお土産です 

離れて暮らしている私が安心していられるのも
両親が不自由ながらもなんとか自宅で過ごせているのも
たくさんの皆様に助けて頂いてるからこそで
本当にありがたいと思っています。

月に1度のペースで行っているのに
身体も頭の回転にも目に見えて変化が見られ
部屋の様子も動けない事が伝わってくる状況で
病院の付き添いはヘルパーさんに頼んだので
私は家の中の事で少しでも動けるようになると思いますが
複雑な思いもあります

ついついおろそかになってしまうけど
簡単にできるはずの電話くらいはマメにかけたいと思います。


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「 マンション売って、この前に小さな家を建てたら? 」

なんの脈路もなく突然、母から言われて驚きました。
あの...マンション、まだ買ったばかりなんですけど
冗談なのか、本気なのか
きっと願望なのでしょうね。

無理だよねと思いながらの冗談
そうできたら良いのになという本気
というところでしょうか。

それなりに広い庭の手入れはもう自分ではできず
大きな植木は伐採し、残したものも年々小さくしていってるので
手放してもいい気持ちでも起きているのか
その土地に家を?と思ったのでしょうか。

私は離れて暮らしているので
心配な事があると度々電話がきますが
だいたいは傍からすると問題ない事が多いので
この次に私が行った時でも大丈夫だから待っててと伝えても
分かってもらえない事もあります。
ああしたいこうしたいは、堂々巡りなほどに繰り返される事もあります。

そして、やっぱり誰かにお願いして自宅に来てもらったりしています。
そんな事まで叔父さんに頼めないよって事があった時に
困っていることは伝えないと分かってもらえない、と言われ
うっ...
また私は詰まってしまいました。
多分、以前の母なら言わない言葉なのです。
自分の事より家族の為に生きてきたような人なのです。
簡単な日常の小さなことは、福祉の方にもっとお願いできるといいのにと思うのですが
今は、他人ではなく身内や知人に頼りたい母の気持ちが強いのだと感じます。

本当は、どうしてそこまで不安に感じてしまうのか
高齢と持病の進行から思うようにならない身体の辛さから
気持ちが不安定になってしまう事を分かってあげなければいけないのに...
時々、感情的にイラッとしてしまう事があります。

今でも、長く立っている事は厳しいのに
私が実家に行く時は、健康な人の何倍もの時間もかけて
食事の支度をして待っていてくれます。
疲れるから何もしなくてもいいから と言っても
してあげたい思いも抑えられない母なのです。

私がするから、何か買っていくから、何もしないでと伝えても
変わらないです。
動いた後は決まって具合が悪くなるので
私の為に無理をしないでと思うと、私も辛くなり
お願いだから何もしないで休んでて と思うのも本音

ありがたいという感謝する思いがあるのに
母の心細さも理解したいと思っているのに
どうしてイラッとしてしまうのだろう。
本当のわがままは私なのではないだろうか。
イラッとが言葉につい出てしまった後は、反省してへこんでしまいます。

私自身にも気持ちに余裕が足りないのかな。
          

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仕事で訪問していた1人暮らしのおばあちゃまのことです。
施設に入られるという事で
最後のご挨拶に伺いました。

そしたら
昼間は外出することになったけど、夕方には帰ってるので
遅い時間ならいるから、これからもよろしくお願いしますね。
と言われたので
あらら、失礼しました。
施設に行くというのは、ディケアみたいな日帰りの事だったのね。

会社に戻ってお身内の方に電話で確認したら
施設に引っ越しすので、もう家には戻らないんです、って
認知症が進んでて何度伝えても分からなくて
いまだに家に帰ってくると思ってるんです。
...というようなお話し。

小柄でいつもにこにこしていて、優しいおばあちゃま
足が不自由なのでおひとりの生活は心配だろうと思っていたのですが
私と話す時は会話もしっかりしていたので
認知症が進行しているとは気付かなかったので、びっくりしました。

そして、もう自宅には戻れないという事を理解できないまま
施設にいかれるという話は何ともツラいというかせつないです。
長年住み慣れた家に戻れない事はとても寂しいでしょうね。

私の母も最近は常々、最後まで自宅で過ごしたいと言っていて
自分がいなくなった後の「家」の事まで心配しているほどです。
親戚の叔母が90歳を超えた頃、施設に入り
子供達も離れていて住む者がいないので古かった家を建て壊しするという事があり
それがとても寂しかったようです。
これはまた考えなくてはいけない問題ですが難しい事ですね。

年齢が高くなれば認知症の発症率は上がります。
65歳以上の人では、認知症は15%だそうです。
予備軍の人も入れると25%...4人に1人になるそうです(厚生省研究会より参照)
そんなに多いのですか?という感じですが
そんな数字でみると長寿国となった今は、とても身近にある病気なのですね。

両親も、高齢ゆえの事なのか
軽い認知症もあるのだろうか
この頃は、おやっ?と思う事は多々あります。
故郷に帰って実家で過ごす
そんな当たり前と思ってきた時間を大切にしたいと思いました。

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先日、父も介護認定を受けてディケアに初めて通い始めました。

スタッフの方もとても気を配ってくれる方達で心地よく
食事も美味しく、お風呂も気持ちよいとの事で
新しい建物内は、快適のようです。
持ち帰った写真も良い笑顔で写っていたそうで(母いわく)
どうなることやら...と心配していましたが
ホッとしました 

父が長らく参加していた介護予防の為のサークルは、
認定を受けると退会しなくてはいけませんから
馴染みになり仲良くして頂いてたので、それが一番寂しかったようです。
でも、少しづつ体が思うようにならなくなってくると
ほぼ健康な人達と行動するのは
本人も回りの方も大変になってくる事はきっとあっただろうと思うので
次の段階に移るタイミングは難しいものだなと思いました。
本人には、まだ大丈夫って気持ちは十二分ありますからね。

高齢や病気の症状・体調に合わせて
また楽しめる居場所を見つける事は大事なことだと感じます 

行くのが気のりしなかったらどうしょうと思っていましたが
無用の心配でした 

そして、失礼な無用の心配もありました 
失礼過ぎて笑えちゃうのですが
先日、母を訪ねて道南に住んでる懐かしい友人が訪れたそうです。
その方が
  「 いつも元気かな?って心配して新聞見てたのよ。 」
って、おっしゃったんですって 
その場は何のことなく、なごやかに過ごしていたのですけど

後で考えたら、それって お悔み欄のことだよねって 
母は笑って話しておりましたが
この心配こそ、無用の心配です 

その方も口にしてから慌てたかしらね。

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母親は、大きな病気を患っているので
もう10年近く前に介護認定を受けました。
一時は、要介護3にまで上がりましたが、今は要介護1です。

身内が認定を取る前は、1,2,3の基準も知りませんでしたが
重くなっていくごとに数字が増えます。
3より1の方が軽いということです。

3になった母にとって介護認定は、自然な流れでしたが
父は、そう簡単にはいきませんでした。
薬の量も多く、それこそ副作用も起きていますが
それでも飲み続けなければいけなのは大変な事だと思います。

身体に痛みもあるでしょうし
後遺症から片足を少し引きずって、握力、腕の力も減りました。
十分に不便を感じているはずですが
頑として介護認定は拒否を続けてきました。
だから、母が出来にくい家事もいっぱい手伝っていました。
自分の事はもちろん、家の事を頑張ってこなしていました。
仕事をしていた頃は、一切を母に任せ家の事は何一つしなかった父が、です。

それだけ、「人の助けが必要な自分」になりたくなかったのかもしれません。

でも、介護って
夫婦の場合、どちらかしか認定を取っていないと
共用部分は援助してもらえないのですって。
母しか認定を受けていないと
家の中は母の部屋のみの掃除で、共用のキッチンなど水回りはできないという事です。
父も高齢ですし体力以上の頑張りは、無理が来ますよね。
圧迫骨折を期に
母のケアマネさんと相談しながら、父にも認定の申し込みを説得してきました。

高齢の両親が自宅で暮らし続けるには
離れて暮らす私達子供も安心していられる為には
地域の福祉に協力をお願いするのが良いと判断しました。
父に頷いてもらうまでに3年かかりました。

私は離れて暮らしているので
熱心に勧めてくれたのはケアマネさんでした。
決めた時に父が言った言葉は、「情けないな。」だったそうです。
それを聞いた時は本当にせつなかったです。
「人の助けが必要な自分」を自ら認めることは、父には辛かっただろうと思います。

ぎりぎりまで自分で頑張ってきた父ですが
納得したら速かった。
利用できるディケアにも行く気になって
まだ先の話なのに
上靴やら持ち物をいつでも行ける様に用意していました。
多くを語らず、いつもの前向きな父の姿です。

でも、父がポツリと言いました。
「これで、なつみも身体を大事にできるな」
往復7~8時間、病院の付き添いのために日帰りを続ける私を気にかけていました。
ちょっと今も涙が出そうです。
父の背中を押したのは、娘を気遣う優しさだったのかもしれないと思えるのです。

小さい頃から、お父さんが大好きな私です。
付き添いの為の日帰りは、しなくなるけど
仕事で連休取って、一泊で帰省する事は増やしていきたい、そう思います。



親の愛は深しです。
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